阪神競馬場2200m
コースの特徴・見解
阪神2200mは内回りのコースを使用します。スタート地点は外回りコースの4コーナー出口です。1コーナーまでの距離が500m以上もあり、さらに下り坂からのスタートということでテンが速くなる傾向にあります。
坂を登って1コーナーすぎでペースが落ち着きやすく、3コーナーまでは平坦が続きます。勝負どころの3コーナーから直線途中までは下り坂となっており、ここでスピードがつきやすいです。最後の直線は357mと短めで、残り200mから100mの間に勾配のキツイ急坂が待ち構えています。
3コーナーから勢いに乗って外から、もしくはバラけた馬群のインを突いての差しが決まる傾向にあります。テンから緩みのないペースで進み、ラップが大きく前傾するのが特徴です。梅雨時で馬場が悪化しやすいことも影響しているのかもしれません。速いラップを刻みながら直線の急坂に向かうレイアウトとなっており、底力も重要な要素となっております。
この条件で行われる重賞は宝塚記念のみで、2200mという非根幹距離で行われるレースのためリピーターなど条件巧者が活躍しやすい舞台でもあります。
宝塚記念|脚質の傾向(過去10年)
逃げ 【1-0-1-7】
先行 【4-7-3-24】
差し 【3-0-4-39】
追込 【1-2-1-37】
過去10年の脚質の傾向を見てみると、先行・差しが決まりやすい傾向にあります。前々で競馬をするなら最後までバテない粘り強さが、差し馬は末脚の持続力が重要な要素と言えるでしょう。